がんばれないひと。

統合失調症歴10年。35歳男の雑記です。地元のフリーペーパーの記者をやっています。

34歳の大卒の僕が25歳の高卒店長から学んだこと。

僕はアルバイト歴というか、体験した職業は同い年の人より多いかもしれません。

 

データ入力に始まって、清掃、介護、そしてアパレルで結び、それでいわゆるバイトとかA型作業所とか障がい者枠の経歴は終わりました。

 

ちなみに今は、外部委託契約という形態です。

 

で、その清掃、介護、アパレルでどれが一番、体験したあとの印象に残ったかというとアパレルの、それも当時25歳の店長の元での仕事です。

 

会社の母体はアパレルだったんですが、

結果的に僕が就いた仕事は、食品を扱う、まあイメージとしては成城石井みたいなちょっと富裕層が買いに来るようなお店の店員です。割と都内では有名で、久世福商店という名前のお店です。

 

フランチャイズ店舗で、そのアパレル母体が実際の店舗運営は担っていたんですね。久世福商店の直営経営会社はサンクゼールという、アウトレットなんかにも店があるようなそんなまあいわば食品のお店のブランド。

 

で、その25歳で若い店長はとにかくひどかったんですよ。

 

なんでもその店長は久世福商店に配属される前は、なんとかっていうブランドのアパレル接客店員で、

 

それもカリスマ店員だったみたいで、

 

会社の全国の運営店舗の中の売り上げで二カ月だか三カ月だか売り上げトップにいたみたいだったのです。

 

その実績を買われて、店長になったんですが、とにかくひどかった。

 

社員の遅刻にめちゃくちゃ厳しいのに本人は余裕で遅刻してきたり、レジ周りの会計する必要品を勝手に位置変えて知らせずに、レジ対応のときに慌てる社員がいると激怒したり。

 

で、あまりにひどいので、社員希望のバイトリーダーの女の人が、切れたんですね。

 

要はマネージャーにいかにひどい店長なのかを、他のスタッフみんなの署名がある書類を持って、直談判に行ったのです。

 

で、明らかに上昇志向が空回りし、接客だけが上手くて、マネージメント能力や人間性に問題ある店長は分が悪く、マネージャーから注意されたあとは随分大人しくなったんですが、

 

僕は当時から、ひどい店長だとは思っていたけれど、どこか十年前の自分を見ているようで、憎めないところがあったのは事実でした。

 

内心、そうやって壁に当たって、真っ当に成長しろよ、と思っていました。

真っ当に成長できずに発症してしまったのが、10年前のSEの僕です。

 

まあ発症とそういうのは厳密には関係ないですが。

 

でも、その店長の、空回りしても、何をしてでも売り上げを伸ばしたい、という

熱意には、僕は心動かされるものがありましたよ。

 

僕はそれまで人生の仕事観として、仕事は全部やっつけ仕事で、必要悪だと決め付けていました。

 

今、僕は今就いているフリーペーパーの記者の仕事を、やっつけ仕事だと思ったことは一度もありません。

 

人間的に問題ある店長だったけれど、

そしてその人の元で働くのは毎日がしんどかったけれど、

 

今の、好きな事を仕事にしよう、という精神をぶれずに持たせてくれたのは、あのDQN店長の頭は良くないけれど、若さと上昇志向ゆえの熱意を目の当たりにしたからです。

 

人生何が自分のためになるかは、本当に予測できないですね。