がんばれないひと。

統合失調症歴10年。35歳男の雑記です。地元のフリーペーパーの記者をやっています。

日本の敗因なんてない。

試合後の西野監督の言葉が

 

気になります。

 

いわく、本気のベルギーは強かった。

 

ベルギーはそれまで、つまり2点取られたときまでは本気ではなかったのでしょうか。

 

そうは思えませんよね。

 

ふつうに二失点は、敗退します。

 

僕が今になって思う、印象的なシーンはアザールの2点取られてからの表情です。

 

アザール自身、ポストに当てるとかそういうアンラッキーが続いていたので、

 

僕はいくらアザールと言えども焦っているだろうと思っていたのですが、

 

明らかに狼狽していたルカクとは違い、

 

クールな顔をしていました。

 

結果的にベルギーが勝ったので、

 

あの表情が、西野監督が言った本気のベルギーの顔だったのかもしれません。

 

ただこの試合に関しては日本に敗因がないように思います。

 

これと言った敗因が見つけづらい。

 

2点取ってからの試合運びが悪かったと

試合後のインタビューで答えた選手がいましたが、

 

冷静にみるとさほど悪くない。

 

むしろ、ちゃんと守りに専念しすぎず、

攻撃も仕掛けていた。

 

あげられるとしたらあのベルギーの一点目は川島のミスじゃないか、という指摘ですが、

 

なかなかそうは捉えられないのは、

川島はその後、一点セーブで救っているからです。

 

ただあの一点返されたのは、

 

サッカーの流れという観点でみると

致命的ではあった。

 

むしろ、防いでから一点取られる方が、

まだ少なくとも延長に入ることはできたようには思うが、それも、歴史のifでしかない。

 

つまり日本には落ち度がなかった。

 

強いて敗因を挙げると、

 

最後、打ち合いに持っていったところである。あの後半の最後は誰しもが興奮しただろう。そう、日本はグループリーグで物議を醸したパス回しによる時間稼ぎで、

 

他国のメディアに、ドイツに勝ち美しく敗れた韓国、レギュレーションに助けられ醜く勝ち上がった日本、と揶揄されてしまったのだ。

 

しかし、それを全部帳消しにするほどの、ベルギー戦のラストであった。

 

日本は間違いなくあのベルギー相手に、90分で決着を決めようとしかけたのだ。

 

その姿勢が強引に言えば、敗因だったかもしれないが、

 

あのしかけがなければ、あれほど感動的、劇的な試合にはならなかった。

 

日本は最後の最後で、美しく勇敢に戦って敗れたのである。

 

あの感動はなかなかもう味わえないんじゃないだろうか。

 

時間稼ぎのパス回しを揶揄されても、

へこたれずに、

 

最後に感動を、世界中のサッカーファンに与えた西野ジャパンを褒め称えたい。

 

泣けたぞ。