がんばれないひと。

統合失調症歴9年。34歳男の雑記です。統合失調症の能力を示すのが目的です。

絵画鑑賞初心者へ。

絵画って僕も鑑賞して何か解ったりするものではないように思うんです。

 

画家がモチーフにしているものは説明書きをみればわかりますが直観でいいなと思ったりするものもある。

 

僕は絵ってただ一般的に言われる絵が上手という表現の仕方以外にははじめはよくわからなかったものです。

 

しかし何回か僕の所有する精神障害者手帳で美術館に赴くとただ単純なものごとに気がつきます。

 

それはこう書くと身もふたもないのですが絵は書き手に多大な集中力を課す、そしてそれはこのよのなかにある数多の仕事をする上で欠かせない類の集中力と似ている、というものです。

 

かんたんといえばかんたんな仕事のように思えていわゆる名画と呼ばれるものはそれはいくつか手法というものはあるにしろ

 

とにかくキャンバスに真摯に向かって緻密な構図とか練って描いていくわけですから絵画に限っては一瞬で完成したみたいなのはないように思います。

 

僕が感銘を受けたたとえばサリンジャーライ麦畑でつかまえてという小説がありますがあれの解説にはトロッコに文章をのせて走らせるままに描いた文章と物語という表現がされているものがあります。

 

あるいは石原慎太郎芥川賞をとった太陽の季節を2日で書き上げたというような発言をしていました。

 

映画監督にしても、前にこのブログで書いたように地獄の黙示録で名高いコッポラは映画監督なんて世界一かんたんな職業だよと言っていたそうです。

 

イメージがそれまでの経験値から即すくいだせるものであれば彼らの小説や映画はたしかにかんたんに作り出せるものなのでしょう。

 

ただ絵画の場合はどうか。

 

アクションペインティングというのがありますね。僕はちょっと画家の名前を忘れてしまったのですがその道の大家の作品を観に行ったことがあります。

 

ああいうのはインスピレーションが来るまでになんらかの間があったりすることはあるでしょうが、

 

いったん描くとなったらあとは勢いみたいなものが大事なようにうつります。

 

それに比べて一般の絵画、それこそ風景画であったり静物画であったり宗教画というのはさらっとはかけそうにありませんね。

 

今日みてきた作品はドガ、モネ、セザンヌロートレックゴーギャン、ルドン、スーラなどの作品群でしたが、

 

どれも小ぶりながら技量の高い作品ばかりでした。僕はだから絵画の見方が鑑賞していくうちに変わったんですね。

 

一個の人間の苦労の結晶をみている、と思うようになりました。

 

あのシュールと言われている画家のマグリットですが僕はベルギーにあるマグリットの美術館に行ったことがあります。

 

そこのマグリット美術館でマグリットは絵に向かう前はネクタイをしめて必ず正装してかいていた、というエピソードがのっていました。

絵を才能がある人間がかいた余興ととらえずにサラリーマンより忍耐力をようする仕事だと捉えるところから絵画の奥深さに気がついていくように思われます。