がんばれないひと。

統合失調症を発症して八年目。思っていることとか人の役に立ちそうなことを書いている雑記ブログです。

統合失調症と煙草。

煙草撲滅論ってあります。

 

僕も煙草ってなくていいと思っています。

 

でも統合失調症患者にとっては一日のうちのささやかな楽しみ。

 

僕が入院していたとき、一日10本だけ吸う同病の人に出会いました。

 

中年のおばさんで、息子を交通事故でなくしたと言っていました。

 

もう体調は小康状態でいいけれど、お金と住む場所がないから、生活保護のお金を入院している間に貯めていると、そう言っていました。

 

煙草が生きがいと言いながら食後に吸う姿はほんとうに至福そうでした。お酒は病院内だから飲めません。そもそも薬との相性もあります。

 

でも煙草は病状に関係ない。昨今の煙草増税、煙草撲滅論の人たちはそういう人たちからも煙草を奪うのでしょうかとたまに考えます。

 

またもう一人、同じ喫煙所で同病の中年のおばさんと話をしたことがあります。手が震えていました。パーキンソン病を併発してると言っていました。

 

その人は煙草を、すごーく短くなった煙草なのに一端、火をとめて煙草入れの中にしまいました。もったいないからあとでもう一回火をつけて吸うと言っていました。

 

僕はストレスをためるのが怖いです。吸えるときはたくさん吸って、ひとになにか言われたこともこの一服で紛らわせようと、そこまで吸いたくなくても吸うときがあります。

 

またこの理由が一番大きいのですが、”余計なことを大切な人の前で話したくない”。

 

家族でもそうです。もちろん外で接する他人もそうです。お医者さんでもそうです。友達でもそうです。なにか不適切な無駄ななんのお互いにとって利益にならないようなことを言ってしまいたくない。

 

僕は煙草のおかげで、歳相応にみられそうな迂闊な発言を避けています。煙草を吸ってあれこれ言動を起こす前に、一呼吸置くのです。

 

煙草がなくてもそうできる人は立派だと思います。でも、ならそうすればいいという意見の人たちは僕が以下に書いた統合失調症患者にある脳内の仕組みについてはどう思うでしょうか。


risrpd.hatenadiary.com

 

僕は統合失調症になんかなりたくなかった。大多数の人と同じような意見をもってとことん楽をしたかった。煙草なんか害そのものだ!酒の方がいいと多くの賛同を得る生き方で、ちゃらちゃら生きて、統合失調症?そんな病気たいしたことないたいしたことない、と言って豪快に生きたかった。

 

でも僕は統合失調症です。もうあの入院していたときの二人のおばさんには通院でも会わなくなりましたが、煙草撲滅論に接するたびに僕はあの二人を思い出し、これからも忘れることはないでしょう。