読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

がんばれないひと。

統合失調症を発症して八年目。思っていることとか人の役に立ちそうなことを書いている雑記ブログです。

『となりのトトロ』はコメディ。

映画

さっきまで民放のテレビで『となりのトトロ』がやっていたんですが、ジブリ初期作品だからかそういう戦略なのかよくわからないですが、この映画の本質は、サツキとメイの横ににゅっと現れるトトロのあの一コマに集約されています。

 

むしろそれ以外あんまりみる要素ないでしょう。

メイのかわいさは特筆すべき点ではない。でもトトロのあの存在感とあとネコバスがよくできすぎているんで、別にストーリーなんてあってないようなもの。

 

トトロがにゅっと現れるところに、僕は一コマ漫画を連想してしまいます。あれはどうみてもかわいいおもしろい。

 

千と千尋にも似たような存在のキャラが出てきますが、あれはジブリ後期作品だからか芸術性が高まっているのでコメディではない。単純に、不思議さを描いたものの象徴だったりする。

 

ネコバスはみようによってはあの脚の多さが不気味だったりすると思うんです。

 

でもトトロは、サツキにもらった傘をさしますがあれほど、サツキのような純情キャラの好意を受け取った証の紺色の傘が似合うキャラクターはいません。

 

でも考えてみれば不思議です。『となりのトトロ』はどちらかというと子供向けにかかれたものだと想像しますが、もしトトロ似の現実の”おじさん”がいたらただのホームレスなんですよね。

 

おそらく不気味さが増すと思うんです。増すというか際立つというか。地味な色の巨体で唯一持っているものの傘をさして、くれるものが木の実というのは、実写になったらなんもかわいくないどころか怖いですよね。

 

というか太っている大人って現実問題やっぱりいくらかわいいかわいいと人気になろうと永遠にアニメの中のトトロには勝てないわけなんです。

 

そういう意味でジブリ、ひいては日本全体のアニメ界はやっぱり優秀です。

現実にはないかわいさを表現できる。僕は今33歳でアニメなんて別にそんなに

興味もないですが、ぱっとトトロをみたときにくすっと笑ってしまうんですね。

 

でもただそこにいるから笑うのではなく、たとえばゆるキャラ、くまもんとか思い浮かべるとあれだけでは別に笑いの対象ではないのです。

 

でもあのサツキがバス停でトトロを隣に発見するときのカットひとつひとつがじわじわかわいい面白いに近づいてきて、ぱっと映し出されたときに、感じる画面の異質感がコメディすぎます。

 

そしてこの純情なストーリーに美を感じるのではなく、トトロの存在にただかわいいではなく、コメディ感を感じる子供がいたら、それは早熟の部類と言えるような気がします。