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がんばれないひと。

統合失調症を発症して八年目。思っていることとか人の役に立ちそうなことを書いている雑記ブログです。

ナニワ金融道にみるメンズファッション。

僕はどういう服を着たらいいのかなと考えるとき、いつも頭の片隅にナニワ金融道の灰原の生活を連想する。

 

灰原は、印刷会社が廃業して裏金融の道に入るんですが、住んでいる部屋が質素。

 

大概、漫画でも映画でも表現でみせつけたい描写の片隅には、そういう細かいところの作者のこだわりがあふれているものです。

 

僕が昔、すごく好きだったのは灰原が寝るときは六畳一間の部屋でパンツ一枚に上はアンダーシャツという姿でふとんに入って、今後の展開についてあれこれ画策するところで、

 

おそらく今の日本の若者で、あそこまでファッションに気を使わない人はいないでしょう。壁にはスーツが一着かかっているだけなんです。

 

禅思想とか今はやりのミリマリストとかそういうのの影響は今はあると思いますが、亡き作者の青木雄二マルクス主義者という情報しかなく、あまりそういったものとは関係はないでしょう。

 

灰原のあの質素すぎる住まいには共感を覚えたものです。

 

たとえば北欧のカウリスマキという映像作家も同じように質素な人、物、住まいを作品のなかに映し出すんですが、ナニワ金融道とは違い、清貧を描いているのでこれは当たり前かもしれません。

 

おそらく現代日本だけでしょう。こんなにファッションにまつわる雑誌、店、商品があふれているのは。

 

そういったところに影響されずに生きていくのは生きづらくなる場合もあるので、ファッションに興味がない人にとってスーツというのはひきこもりの人にとってのパソコンと同じように、貧者、この場合は身なりに無頓着な人の最終兵器なわけです。

 

灰原はたまに仕事が休みのときはセーターを着ています。髪も横をすっきりさせて前髪をおろし、実は現実にはそんなにいないかもというくらいの自然な様になる動作で煙草を吸っています。