がんばれないひと。

統合失調症歴9年。34歳男の雑記です。統合失調症の能力を示すのが目的です。

ルーズになりきれない奴はある程度、規律に従った方が生きやすい。

最近、芥川賞を受賞した『コンビニ人間』には、規律の中に平穏があって規律の外に違和感があるという主人公が出てきます。

 

もっともこの作品には、ただの仕事人間というわけではない、もっと世間や社会に対してアイロニカルな視点が作品を作品たらしめているのですが、ふつう古典的な社会批判だとそれこそ『吾輩は猫である』に代表されるようにうまく社会の歯車としてまわっていないところから世を斬っているものが多いのですが、これは当たり前と言えば当たり前です。高等遊民の社会での役割がそれだからです。

 

ただこの作品のように、遊民でもない人が持つ、いわゆるふつうの人(ふつうの人なんていない!という見方はここでは割愛で便宜上こうのべています)に対する違和感は文学とかそういったものにのせるしかありません。

 

それでこの作品の著者自身の人生もその意味においては成功したわけなのですが、そういった生き様からみるヒントは、規律というのは本来人間にとってそっちの方が楽なものというこれまた当然といえば当然の示唆です。

 

僕もそうなのですがある程度歳をとると、ルーズにはなりきれないんですね。

漫画とかには反社会的な風貌をした人間が社会で善を成したりしてヒーローなのですが、僕の経験上、いまだかつてそんな人間には現実には出会ったことありません。

 

人は見た目が9割』という本がありますが、たまに思うんです。残りの1割はどういう人?って。残りの1割の面白い人になろうとするのは間違った努力なのかもしれません。というのは人は見た目が9割の9割に入っていない人は、自分で多分1割の方と認識していないと思うからです。つまり天性のものとして存在する表現。

そういうことを歳をとるにつれてだんだんわかってくるのは純粋に楽しい。