がんばれないひと。

統合失調症を発症して八年目。思っていることとか人の役に立ちそうなことを書いている雑記ブログです。

他人にみせる涙への考察。


松本人志 号泣 月亭方正への感謝状を読む

 

まあわかりやすいですよね、テレビは。正直、ふだん何考えているんだろうよくわからないという人は漫画家の蛭子さん以外にテレビに出てないんじゃないだろうか。

ヒューマニズムにのっとった映画をたくさんみているとふだん人間はこんなにもたくさん他人に涙をみせるから、自分ひとりで泣く姿の気高いものが描かれる作品がアカデミー賞とかにプッシュされるのだと思った。

 

でも別にこのような感動するやり方を批判しているわけではない。誰もが他人に涙をみせなくなったら、人間関係ですごい混乱がおきるだろう。

ただ想像力というのがあんまりこういう明らかに感動を誘うようなやり方だと欠如していくというのはいえて、

 

「I love you」を「月が綺麗ですね」に訳した夏目漱石がお札になっているのは、そういう大衆批判も込めて、他人の想像力を期待し訴え、自身が苦悩したからというのもある。ひとりで泣くのは苦悩だし、あんなに元気にみえるのに実はひとりで泣いているときもあるのかなと他人に対して想像するのも苦悩であるが、そのところを一生理解できずに死んでいく人もいることを考えると、こういう動画の再生数の高さに多少だれかの軽蔑があっても別におかしくない話ではある。