がんばれないひと。

統合失調症を発症して八年目。思っていることとか人の役に立ちそうなことを書いている雑記ブログです。

趣味がないなら本を読もう。

僕は七年間くらい、多分、読書をしなかった日がありません。そのおかげで身についたものがあります。

実存という言葉をみなさんはご存知でしょうか。僕の原点はジュネという人が書いた『泥棒日記』です。

これは盗みや男娼をしながら生活を送ってきた犯罪者の物語ですが、何がすごいのかというと言葉による悪の昇華なんですね。負を正に変える言葉という力がどれだけすごいかというと次の説明でわかります。彼は独房からサルトルらの救いの手によって救出されたのです。

で、実存っていうのは「ヒューマニズムによる変化」のことなんですね。

真面目なことばかりやっても人間、不幸にならないとは限りません。不真面目なことばかりやっていた人間が、ジュネの例でもわかるように恩赦をうける。

これが何を意味するか。人間は変化する、ということです。

前提として人間はどんな環境にも対応できるようになっています。また科学的にも人間の細胞は日々、生まれ変わっているとか。

自分はこうだ、とか決めつけないないで、今の自分がいやなら変身しましょう。カフカという小説家がいますね。彼がなんであんなに評価が高いかというとあの『変身』という短い話の中に、全てを盛り込んだからです。つまり僕が上述したようなこととか、前のブログで書いた正負の法則のこととかをです。

本人はあまり幸せそうじゃなくて統合失調症だったとかいう説もありますけど、それはともかく確かなことは、「彼が生前にすでに作品にある一定の高い評価を受けた」という事実です。それがどんなに彼を救ったかわかりませんよね。

だから僕は安心とか安泰とかそういうのは求めない方がいいと思っているんです。実家で年金暮らしだったら、お金はかからないでしょう。毎日、テレビみて、煙草すって、コンビニ弁当食べて、オナニーしてれば、楽かもしれませんが、僕は本を読むことで、ここで言うならば実存的思考を身につけました。これが体得です。

本はいいですよ。あえて実存的思考で、自分はこういう人間だと決めつけられないという矛盾があっても、その場合、僕だったらこう言います。

 

「実存的思考の本を読んでいる自分が自分です。」